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夏はズッキーニの肉詰め!!
夏本番、畑のズッキーニも毎日がんがん大きくなってくれてうれしいのですが、作物というのは、本当に旬になると一気にたくさんなるものです。うちは3人家族、1日にとれるズッキーニは4~5本・・消費に追いつきません。そんな時に登場する我が家の夏の定番は、ズッキーニの肉詰めです。子供も喜んで食べてくれるうえに、一気にたくさんのズッキーニを消費できる便利メニュー、しかもおいしい!!
というわけでちょっとレシピを紹介します。
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これは中身をつめ終わった状態です。
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これはズッキーニの花。朝のうちに収穫しないと昼にはしおれてしまいます。

約4人分の材料:
ズッキーニ 6~8本
ズッキーニの花 あるだけ
合いびき肉 250g~300g
すりおろしパルミジャーノチーズ 50g
卵 1個
たまねぎ 1個
にんにく 1かけ
パン粉 80g~100g
塩コショウ 適量
白ワイン 適量

作り方
①ズッキーニを洗い、くりぬき機で中心をくりぬきます。(長い場合は半分に切ります)花があるときは花も洗います。
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②くりぬいたズッキーニの中身とにんにく、たまねぎを刻みオリーブオイルで炒め、塩コショウで味を調えます。
③炒めた野菜をミキサーにかけ、なめらかにします。
④③の野菜とひき肉、卵、パン粉、粉チーズをあわせ、塩コショウしてしっかり練ります。
⑤穴をあけたズッキーニの中も塩コショウします。
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⑥ズッキーニ、花の中に詰め物を詰めます。
⑦フライパンにオリーブオイルをしき、熱したらズッキーニをバランスよく並べます。
⑧たびたび転がしながら表面に薄く焼き色がついたら白ワインを注ぎ、ふたをして弱火で30分~45分ほどゆっくり蒸し焼きにします。
⑨花の肉詰めは、別のフライパンで同じ要領で焼きます。(ズッキーニの肉詰めよりも短時間で焼けます)
⑩両方焼けたらお皿に盛り付けてボナペティート!
(余った詰め物は、ハンバーグの要領で焼きます。)
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さくっと切れば中はしっとり柔らか・・おいしいですよ~~、ぜひお試しを!!

ちなみにこれは私のお姑さんから習ったレシピですが、私は詰め物に完熟トマトを1個入れるのが好きです。さわやかな酸味で後味さっぱりです。
皆さんも、夏野菜の1品として、定番に加えてみてはいかがですか??
それでは、また~。
by colline_raffaello | 2014-07-22 07:55 | 食文化
マルケ州世界遺産の町、ウルビーノ
みなさんこんにちは。今日は長らく書きたかったマルケ州の宝石、ウルビーノの町についてお話しましょう。
ウルビーノ、といえばイタリアのルネッサンス美術が好きな多くの方が思い浮かべるのが、フィレンツェのウフィッツィ美術館にあるフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ公の肖像画や、画家ラファエッロの生まれ故郷である町、などではないでしょうか。またはマルケ州で唯一の世界遺産であることでも有名です。
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私がはじめてイタリアに訪れた1997年、現在のだんなさんに連れられてウルビーノを案内してもらったとき初めて見たウルビーノの美しさは衝撃的でした。大きすぎず、人間サイズのゆったりしたなだらかな丘に囲まれたこの町は、豪華絢爛な大都市とは違い、町や人や自然が一体となって風景を作り出していて、ほどよく古びた家々からは、緑の風景ととけあってモンテフェルトロとよばれる丘陵地帯一帯を一望できます。ほんとうに、丁寧に作られた美しい細工物のような町だな、と思った覚えがあります。あれから17年、今では自宅から30分という幸運を生かしてもう何度となく訪れたウルビーノですが、いつ行ってもさわやかな感動を覚えます。
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ウルビーノのお役所に勤めている友人がとてもいいウルビーノの風景写真を撮る方で、気軽に画像を借用してくれるので、何枚か使わせてもらいました。こんな、小さな通りから見える町の情景は、ウルビーノの魅力の1つだな~、と1人うなずく私。
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こちらはドゥカーレ宮殿という建物で、ルネッサンス時代にウルビーノ公国の名をしらしめたフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロという名君が創建した宮殿で、現在はマルケ州国立美術館として、多くの名作を見ることができます。
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こちらはラファエッロの生家の室内の様子です。父親も有名な宮廷画家であった芸術一家ですが、彼は幼少の頃から父ジョバンニに絵の手ほどきを受けていたそうです。
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こちらはラファエッロがまだ少年だった頃に描いたといわれる生家内の聖母子像のフレスコ画で、ウルビーノに残る数少ないラファエッロの作品の1つです。
また、ウルビーノはルネッサンス時代に盛んにマヨリカ陶器が生産された歴史がある町で、現在でもいくつかの陶器店を目にすることができます。
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こんな風に、かわいらしい看板が出ていて、陶芸びいきの私は、思わずパチリ!
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こちらも、イタリアのルネサンス美術を好きな方はご存知の、デッラ・ロッビア家の陶レリーフです。個人的にはこの青と白の組み合わせがとても好きです~。これはレプリカですが、オリジナルは国立美術館内に収められています。
さてさて、挙げるときりのないウルビーノの魅力ですが、実は縁あってアーモイタリアというイタリア旅行サイトにウルビーノを紹介する記事を書かせていただきました。そちらでも色々な情報が書かれていますので、ぜひご覧になってみてください!サイトはこちら
http://www.amoitalia.com/urbino/index.html
では、これからも機会あるごとにウルビーノをテーマにしたレポをしてゆきますので、どうぞお楽しみに~。
by colline_raffaello | 2014-07-17 08:27 | ウルビーノの芸術
真夏の夜のミイラ
みなさんこんにちは。
七夕も過ぎ(地元北海道は1ヶ月遅れでしますが)すっかり真夏となりましたね。
今日はご近所のステキな町、ウルバニアからとても有名な天然のミイラのお話です。
ちょっと話題がホラーがかっていますが、とても珍しいものなので、ちょっくらレポしてきました。
マルケ州北部にあるこじんまりとしたかわいらしい町、ウルバニア。陶器の町やウルビーノ公縁の地としても
有名ですが、この町の名を聞いてすぐに浮かぶのが、”ミイラのある町”なんです。
何が珍しいのかといいますと、彼ら(以下、ミイラを彼らと呼びます!)は、エジプトのミイラたちのようにミイラ化するための処置をされたものではなく、ここウルバニアでは通称”死者の教会”と呼ばれる教会裏にあった共同墓地に生息していたとても珍しい菌類が、遺体の腐敗を防止し水分だけを除去させる働きをもっていて(!)、その働きのおかげで400年ほどの時を経てもなおこうして天然のミイラとして朽ちることなく存在しているんです。
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彼らは葬られた当時、布に巻かれた状態で埋葬されていたそうです。土を通してこの布に繁殖したいわゆるえらいカビが少しずつ遺体を乾燥させ、臓器や頭髪、状態のよいものでは耳や目までが原型を残して完璧にミイラ化しているのには、恐ろしいとか怖いという感情を超えて、生物化学的に感嘆するものがあります。
だってあんなにエジプト人が苦労して築き上げたミイラ化のテクニックを、このカビはいとも簡単にやってのけたんですから・・・。
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これは1800年代にすでにこの教会に展示されていた様子で、まだガラスケースもありませんでした。
なぜ彼らがミイラ化しているのが発見されたのかというと、1804年にイタリアを征服したナポレオンが
伝染病を防止するために公共墓地を中心街から郊外に移すようにとの条例が出て、町の中にあった教会付属の墓地はことごとく掘り起こされたのです。(ヒエ~)その際にこれらのミイラが発見され、それがウルバニア全体に生息するカビではなく、まさにこの教会の裏の土地にのみ存在していたものであったそうなので、発見当時はなんとも大きなニュースであっただろうと私も想像できます。実際教会から数メートル離れてしまうとそのカビは存在していないそうで、現在でもその不思議なカビについての研究は進められているとか。教会そのものは1567年に創建された歴史あるカト信者会のゴシック様式の美しい教会です。
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これは教会内にある人骨を使ったランプシェード・・これはちょっと怖いです(汗)
そんなわけで、なぜか僕もミイラを見たいと言ってきかない4歳の我が子とともに行ってきたミイラ参拝。
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教会を出た後はちょっと深呼吸して緑に抱かれた小さな町並みを散歩しながら気分転換。
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最後は町の景色をどうぞ~。
今日は真夏の夜に涼しくなる、ミイラのレポでした。
では、また。
by colline_raffaello | 2014-07-08 07:55 | マルケの風景
手漉きコットン紙の町ファブリアーノ
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みなさんこんにちは、今日は、イタリアで最も有名な紙の町、ファブリアーノの紙美術館のレポです。
絵を描くのが好きな人なら(特に水彩画)ファブリアーノの透かしの入った紙を必ず1度は手にしたことがあるはず。このファブリアーノという町はマルケ州のアペニン山脈のふもとにある歴史深い町で、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノという有名な芸術家が生まれた町でもあります。
クラフト好きな私にとってはたまらない紙、という素材。私のやっている陶芸とは全く別の性質をもつ素材ですが、だからこそ紙が持つ繊細さや質感にはとても惹かれます。しかも日本人の紙好きは有名ですよね。
このファブリアーノの手漉き紙は、フィリグラーナと呼ばれ、漉き枠の細工に高度の技術が必要とされるものです。すだれのように作られた細かいざる部分に、銀線や銅線で刺繍されたモチーフが、透かしの絵の部分として浮き上がります。
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コットン紙、というだけあってもちろん素材は綿で、かつてこのコットン紙が作り始められた由来は、古着の再活用だったそうです。1200年代にはすでにファブリアーノの自治体に製糸業が登録されていたそうで、羊皮紙の代用品となる記録用の素材を必要としていたことから、中国をへてアラブから伝わった製紙技術をヨーロッパで一番はじめに産業化した町だったそうです。
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この巨大な突き機で細かくちぎられた綿布を突き、パルプに変化させていました。
そしてカルタイヨと呼ばれる漉き師が手際よく紙を漉いていく様子が美術館で見られます。
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これは漉いた紙を羊毛フエルトにのせたものが何層にも重ね、余分な水を搾り出すための機械です。
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これは近代のものですが、漉いた紙を鉄のロールで乾燥させるためのものです。
ここでは紙漉き体験を楽しむことも出来るので、自分で漉いた紙に水彩絵を描く、なんてオツなことも実現できます。
ファブリアーノ自体も中世の魅力が残る美しい町なので、散策をしていても楽しく、また、スローフードに認定されたファブリアーノのサラミでも有名で、中部イタリアの豚食文化が色濃く残る町の1つです。豚食文化と紙文化にもつながりがあり、手漉き紙を長持ちさせるための処理として、精肉処理で残った豚の骨や皮などを煮詰めたものに漉いた紙を漬け込み、防腐剤としてすでに1300年代から使われていたそうです。それまでの紙の命は湿気やカビに弱く、50年ほどだったそうですが、この処理をすることで紙の寿命は大幅に延び、現在私達が歴史的古書を閲覧できるのもこの処理のお陰と言えます。豚さまさま、といえる紙と豚のこの不思議なつながり。
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最後はファブリアーノで最も古い建造物のある広場の写真です。
ちなみに私はもう3度ほど紙漉きがしたくてここに行きました。
何かをつくる、というのは本当に楽しいものです!
それでは、また。
by colline_raffaello | 2014-07-01 01:13 | イタリアのクラフト



陶芸作家の傍らマルケ州の宝石・ウルビーノを中心にマルケ旅行のアテンド活動中!
by colline_raffaello
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