カテゴリ:自分のことなど( 3 )
世界で一番綺麗な写真(私にとって)
こんにちは!
毎日暑い日が続くイタリアですが、今年の夏は展覧会用の作品作りでびっちり仕事。夏バテだけが強敵!ですが乗り越えられますように。
今回の私の課題は、"オウムを作る"
しかも2羽。汗
今まで私が関わらせて頂いた仕事の中でも,手ごわい(=やりごたえがある!)ものの一つです。なにせ1羽作るのに一ヶ月近くかかるのですから..。
羽の感じのインスピレーションをしっかり持っておこうと鳥の写真が載っている本を物色していて、ふと父の写真集を手に取りました。
北海道の野生動物の写真家であった父は,生き物の中でも野鳥をこよなく愛しており,その姿を写真に収めようとする情熱は、それはそれはもの凄いものでした。
ページをめくりながら、久しぶりに見入った,私が"世界で一番綺麗な写真"と呼んでいる一枚に久しぶりに釘付けに。
その写真は,カワセミが魚をくわえ,水面から呼び出す瞬間を捉えたもので,水しぶきとカワセミの羽の色の美しさが息を呑むような迫力で伝わってきます。
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思えばこの写真を父が撮影したのは恐らく私が中学校に通っていた頃のはず...今のデジタルカメラはまだ存在しておらず、撮影のための機材は全てマニュアルでした。
"今回はこの鳥を撮影する"とテーマを決めると、納得出来る1枚が撮れるまで何年でも粘っていた父。
撮影現場を決め,餌付けをして現場に鳥が来る環境を整え,テントを張って早朝から何時間もシャッターチャンスを待つ,そんな毎日の繰り返しです。
餌付けした場所に,鳥が来るまで何ヶ月もかかるときもあり、その場が適していないと現場を変えることもたびたび。とにかくものすごいエネルギーと労力と時間とお金が費やされ,この一枚は生まれたのでした。
なのでこの一枚を父がが撮影できた時,私たち家族にとっても,記念になる一大イベントだったのを覚えています。

私は小さな頃から父の撮影現場に良くくっついて行っていたので、今でも"自然の中で見た感動的なシーン"みたいな言葉を思い浮かべるときは、カワセミのつがいの交尾の様子や,キツツキの巣の中にいるヒナたち,真っ白な雪景色の中で泳いでいるオオハクチョウなどがはっきりと思い出されます。
そんな体験の積み重ねが今の自分の原動力になっていることは,父の残してくれた財産とも言えるかも知れません。

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何冊か写真集を出した父ですが、やっぱり彼の集大成と言えるのは最後に出版したこの1冊でしょうか。
残念ながらこの写真集は、志し半ばの父が逝ってしまってから身内や旧友の意志で出版されたもので,父が手に取ることはありませんでしたが、父の暖かい野鳥への眼差しをじっくりと味わうことができる一冊となりました。

そんな父の写真が,今になっても私の仕事のインスピレーションを与えてくれている,というのは何だかとても嬉しいことです。

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今回の仕事も,ベストな状態で仕上げられるよう,そちらから応援おねがいしま~す♪
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と思いながら尾の部分を汗をふきふき今日は進めました!
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今,私の頭の中は羽だらけ。一枚一枚に,躍動感を吹き込めますように💓

では,また!



by colline_raffaello | 2017-07-12 05:55 | 自分のことなど
2年ぶりの更新,夏が来ました♪
いやいや,余りに久々に自分のブログを覗き,懐かしくなってしまうほど時間が経っておりました!先日美術学生時代に毎日欠かさず書いていた日記を読み返し,日々の徒然っていいものだな~と思い,またゆっくりと書いてみようかな、という気持ちになり...💓
マルケやモンテフェルトロ領を紹介するべく立ち上げたアテンド活動,ラファエロの丘からも発足してからもうすぐ3年,本当に色々なお客様に来て頂き,私もとても成長させて頂きました。(一礼)そんな小さな自分史を残しておくにも,苦手なパソコンやスマートフォンを頑張っていじり,コツコツやってみようかと♪
陶芸の制作の様子ももちろん!

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しばらくは過去の出来事の記録になりそうな気がしますが,折角その気になったので気の向いた方はお付き合いくださいね!
どうぞよろしくお願い致します😊😊😊
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我が家はすっかり外ご飯が嬉しい季節になりました!
それでは、また近日中に~☆

by colline_raffaello | 2017-06-13 07:31 | 自分のことなど
私のライフワーク、陶芸
みなさんすっかりご無沙汰しておりました(汗)
田舎暮らしの春は、野良仕事が多いのに加え野暮用の多かったここ1ヶ月。
今日は、私のライフワークである陶芸についてお話したいと思います。
日本のデザイン学校で学生をしていたころはじめた陶芸。
日本にいたころは器一辺倒でしたが、マヨリカ焼の町として有名なイタリアのファエンツァ学校に入るとき、なにか違うこともやってみたいな~、と思い、陶芸彫刻のコースをえらびました。
卒業後、幸いにも現代美術彫刻の作家さんのもとでアシスタントの仕事をいただき、10年ほどはただ夢中になって仕事、仕事の毎日。結婚して、のんびり田舎で暮らしたいな、と思ったころから少しずつ自分の作品も作るようになり、6年前、やっと念願の仕事場を構えました。山の中の仕事場で、まるでアナグマのごとくこんなことをやっています・・

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草の茂みを舞台装置のように作ってみたい、と思ったのですが・・・試行錯誤中。

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雑然とした仕事場の様子

なんと言っても何かを作っているときが至福の時間!最近は子育てに時間をとられ、ゆっくり取り組むのは難しいですが、ちょこちょこ地元の展覧会に出させてもらったり、希望者に陶芸教室をしたりと、のんびりと楽しんでいます。

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最近作っていた白いマヨリカをテーマにした作品

イタリアのやきものの楽しさは、明るい色で絵付けができるところ。いろいろな顔料が棚に並びます。
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ちょっと大き目の箱庭をテーマにした作品です。
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頼まれればこんな小物達も製作。
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子供に頼まれて作った表札ですが、一番楽しんだのは私です・・
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日本の陶芸とは素材も変わり、焼き方も温度も違いますが、こつこつと勉強しておばあちゃんになっても
何かをつくっていたい・・そんなライフワークとして長く続けていきたい作陶です:)
みなさんには、どんなライフワークがありますか?
by colline_raffaello | 2014-05-29 07:24 | 自分のことなど



陶芸作家の傍らマルケ州の宝石・ウルビーノを中心にマルケ旅行のアテンド活動中!
by colline_raffaello
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