カテゴリ:お祭り、行事( 9 )
古代種の果実のお祭り~イタリアの消え行く果物たち~@ Pennabilli
f0322790_21250252.jpg


こんにちは!
秋も深まる9月ですが、先日ペンナビッリという小さな村で開催された"イタリア古代種の果実祭り"にいって参りました。

f0322790_21334235.jpg

かの有名なトニーノ•グエラが愛してやまなかったこの村。
かつて300種もあったと言われる野生種、古代種のリンゴをはじめ、ナナカマド種のフルーツ、梨類、ベリー類などイタリアから消えつつある果実を次世代に引き継ごうと栽培をしているファームが集まり、見本市を開く他、地元のアルチザンや天然素材で出来た商品が販売されたりと、ワクワクが一杯のお祭りです。


f0322790_21425106.jpg

お天気にも恵まれ、広場は沢山のファーマーさんで活気がありました🌹

f0322790_21474431.jpg

こんな風に屋台で色々な種のフルーツを展示しつつお客様に説明しています。ここは色々な種類のブドウがありました。

f0322790_21595197.jpg

こちらはたくさんのリンゴやナシ類が。ファーマーさんは、おじいちゃんが育てていた果実たちを守りながら育て増やしているそうです。

その昔、リンゴは秋に収穫すると、冬を越えて春まで美味しく食べられたそうです。現在はほとんどの果樹園が、作りやすく甘く改良され、そう持たずに腐ってしまう果実を中心に作っているところが多いのですが、少しずつ古代種の果実もイタリアの食卓に取り戻そうと、奮闘しているファーマーさんたちも沢山います。あの、野性味に溢れた甘酸っぱい豊かな味わいを、もう一度認識してもらおうという、素晴らしい試みです。

f0322790_22102610.jpg

これ、皆さん何の果実かお分かりですか?小さな小さなリンゴです。

f0322790_22153422.jpg

こちらはソルボと呼ばれる私の大好きなナナカマド種の果実。吊るしておいて、茶色くプヨプヨになったら(笑)食べ頃です。昔はこの実を乾燥させて粉にしたものをパンの生地にねりこんでいたとか。何だか美味しそうです💕

f0322790_22210712.jpg

色々な果実をジャムやお菓子に加工したものを販売している屋台もありました🎶

f0322790_22254029.jpg

アルチザンコーナーでは、忘れてはいけないカゴ職人さんや、

f0322790_22303026.jpg

お馴染み親友アレちゃんの素晴らしい秋のハーブのリースの屋台や、

f0322790_22383988.jpg

私の天然画材の大先生マルコの画材が売っているコーナーも💕

f0322790_22423242.jpg

やっぱり彼の製品にかける情熱には大尊敬!!今、日本に彼の製品を紹介できるように準備中!!水彩絵の具作りのコースも実現させたいなあ🎶

f0322790_22473571.jpg

アレちゃんとマルコと一緒に仲良し3人組でパチリ!!共通の情熱は絆を深めるのだ!

f0322790_22514630.jpg

トニーノ•グエラが作った"失われた果実の庭"で、お祭りは最高潮に。音楽に包まれながら、暮れなずむペンナビッリの村は来訪した私たちを暖かく包んでくれました。

さあ、来年もまた来るからね!ペンナビッリ😊😊😊





by colline_raffaello | 2017-09-29 21:18 | お祭り、行事
ハーブの魅力一杯🌿イタリア小さな村の中世祭り@Mondaino
こんにちは!
イタリア中部はやっと猛暑が過ぎ、出掛けよう!と思う気温になってくれました。
そこで先週末出掛けていったモンダイーノ(Mondaino)の中世祭り。ここも全国から多くの中世好きが通ってくる人気のあるお祭りの1つです。

f0322790_21384045.jpg

今年特に気になって見ていたのはハーブに関するスタンドたち。
薬草として、染色用として、食用として..イタリアの中世におけるハーブの様々な用途はとても幅広く、ここ数年の私のちょっとしたライフワークとしてコツコツと調べ中なので、どれもじっくり興味深く見させてもらいました。

f0322790_21531267.jpg

エルボリスタ(Erborista)と呼ばれる薬草の調剤師さん。薬用ハーブに関するデモンストレーションをされていました。日本で言う漢方のような感じでしょうか。

f0322790_22382551.jpg

こちらはハーブをベースに作られたシロップの飲み物を販売されていました。私も自家製で作っている、ニワトコの花のシロップジュースが人気でした🍀

f0322790_23145208.jpg

ハーブと一緒に仕込んだチーズを販売するチーズ工房の男衆•笑。
いちじくの葉、藁、クルミの葉、ハーブで包んで熟成したチーズたちからはとても良い香りが...😋

f0322790_23293643.jpg

こちらはお医者さんの使っていた薬草の展示の様子です。
下の写真のように、中世の時代にどのように手術が行われていたかの説明もしてもらえました😄

f0322790_00194412.jpg

そしてお馴染み友人のアレちゃんとミシェルのエッセンシャルオイルの抽出の様子💓この日はローリエのオイルの抽出中でした。

f0322790_00532366.jpg

いつ見ても彼女らしさが溢れているハーブたち。

f0322790_00575605.jpg

蒸留水ももちろん忘れません!

f0322790_01104693.jpg

その他にも、(とってもナイスガイの•笑)ガラス吹きの職人さんや..

f0322790_01193197.jpg

石臼で挽きたての小麦粉で作られるパンや...

f0322790_01274270.jpg

子供も大好き駒遊び!

f0322790_01505200.jpg

楽器を製作したり直したりするリュタイオという職業の方。

f0322790_01540425.jpg

中世祭りには欠かせない鎧の騎士たちが炎の光に映えます😊

f0322790_01594288.jpg

あちらこちらで衣装に身を包んだ人達の様子が見られ...

f0322790_03073271.jpg

暮れてゆく町が雰囲気を一層盛り上げて...💓

f0322790_03255776.jpg

ありがとうモンダイーノ。また中世の真夏の夢をちょっとだけ味わえた気持ちになったよ。
また来年...😊






by colline_raffaello | 2017-08-23 20:18 | お祭り、行事
イタリア小麦の収穫祭🌾🌾🌾実りに感謝する夏
f0322790_16012592.jpg

こんにちは!
8月に入り,夏も真っ盛りのイタリア。
小麦王国マルケ州では、7月の間,あちらこちらで小麦の収穫,脱穀祭が開かれていました♪
私の住むウルビーノ近郊も、穀物の栽培が盛んな地域。古代種のスペルト小麦や沢山の種類の小麦が栽培されています。
現在のような農機具が無かった時代,大変な重労働だった小麦の収穫は家族総出の作業が何日も続き,男たちは1日に7回もこまめに食事をとったと言われる収穫期。脱穀後に収穫を祝うお祭りでは,一年のうちこの日に作られるご馳走やお菓子を子供たちは心待ちにしていたそうです。
我が家の近くの収穫祭もこの上なく素朴なお祭りですが、収穫の喜びを地元人と分かち合える欠かせないものです。

f0322790_16253583.jpg

昔ながらの麦を運ぶ台車がこのお祭りの目印♪
農家からお嫁さんが教会で開かれる結婚式へ行く時に,こうして特別に絵付された台車に乗っていったそうです💞。

f0322790_16313839.jpg

村の子供たちが脱穀した小麦を皆で運びます。

f0322790_16343394.jpg

黄金色の小麦の粒たち。これから1ヶ月弱乾燥され,石臼で挽かれて、新小麦粉が生まれます。

f0322790_16400143.jpg

脱穀祭ではおなじみのメニュー,手打ちのタリアテッレ。この味は,村のマンマが作ったものでないと出せない美味しさです!

f0322790_16475140.jpg

そして何よりも村人が楽しみにしているのは、ダンスタイム!!
こういう村のお祭りでは,必ずダンス用の音楽を演奏してくれるグループがやってきて、生演奏で踊り明かすのがおじちゃんおばちゃんの楽しみなんです♪食事が終わるとみんな待機!

f0322790_17013862.jpg

日が落ちてくると,音楽に合わせて皆踊り始めます。ホント,イタリア人は踊るのが好きなんですよね💓

f0322790_17082406.jpg

音楽と共に暮れなずむスッキリと刈り終わった畑たち。
8月中旬に届く新小麦粉が今から待ち遠しいです!

では,また🌾🌾🌾。





by colline_raffaello | 2017-08-01 15:57 | お祭り、行事
中世祭りが始まりました!@モンテチェリニオーネ
こんにちは!マルケは今中世のお祭りの真っ盛り♪毎週末色々な中世の小さな村でイタリアの中世の職業や娯楽の様子を再現したお祭りが催されています。有機ハーブ農園を経営している友人のアレちゃんは、この季節,染色植物やエッセンシャルオイル抽出のデモンストレーションの為に引っ張りだこ。私も大好きな夏の行事の一つなので、アレちゃんに会いに,先週はモンテチェリニオーネ(Monte ceglinione)の中世祭りへ行ってきました。
f0322790_21514199.jpg

このお祭りの醍醐味は、中世の美しい村を舞台に当時の人々の暮らしの様子が垣間見れること。色々な種類の職人さんや大道芸師たちがこの時代の衣装を再現したものを味に纏い,それぞれの持ち場で仕事の様子を見せてくれます。音楽と人と村が一体になって,何とも言えない活気が生まれ,その雰囲気を味わうのは私にとっての夏の大切な習慣です。

f0322790_22011636.jpg

これは色々な素材で鳥や動物を呼び寄せる笛を作る職人さんの屋台。カタツムリの笛を一つ買いましたが、本当に鳥の鳴き声が再現出来てビックリ!

f0322790_22103579.jpg

人懐っこいおじちゃん💓ヨーロッパ中のお祭りを家族で回って商いをされているそうです。

f0322790_22122485.jpg

古いカンティーナを活かした太鼓の職人さん。綺麗な売り子のお姉さんが、太鼓を叩きながら路地で歌を歌っていました。

f0322790_22143328.jpg

こちらはヤギの乳から作られるリコッタチーズを炭火で作っているところ。炭の香ばしい香りとヤギのお乳の優しい味のする美味しいリコッタでした。

f0322790_22185453.jpg

こちらはおなじみのカゴ編み職人さん。このおじさんとは私もすっかり顔なじみで、我が家にも彼の編んでくれた籠が色々あって、生活を潤してくれています😊。

f0322790_22332128.jpg

こちらは、昔ながらの織り機でリネンを手織りするマンマ。経糸は綿で横糸は麻。ちょっとしたふきん一枚作るのにも膨大な時間がかかる仕事。
どれも素敵でシンプル💓マンマの手仕事に敬意を込めて,パスタ打ち用のリネンを一枚買わせて頂きました🌹。

f0322790_22384247.jpg

爽やかな縞模様も素敵。

f0322790_22394164.jpg

細~い麻の横糸。イタリアでの麻の栽培もすっかり減ってしまったそうです。

f0322790_22410542.jpg

さてお次は木工用轆轤。キチンと機能している上に、何とも愛らしい佇まいではありませんか?😆

f0322790_22431812.jpg

銅加工のスタンドで。手作りのキッチンツールがどれもツボすぎて、興奮を抑えながら次へ!笑

f0322790_22455587.jpg

縄をねじる作業の実演がお城の前で。ひたすら引っ張りながらあとはネジネジするだけなのですが、とっても様になってます♪

f0322790_22493097.jpg

それにしてもいい天気!美しい丘に囲まれた小さな村...爽やかな風が吹き抜けます💓

f0322790_22552369.jpg

いたいた!アレちゃん。ラベンダーのリースを編んでいました♪彼女のハーブ展示はいつも元気をもらえるので大好きです!

f0322790_22573486.jpg

f0322790_22591900.jpg

今日は彼女のダーリンのミシェルと一緒にラベンダーのエッセンスオイルを抽出する様子をデモします。今朝7キロのラベンダーを詰んできたそう。

f0322790_23020567.jpg

この銅の蒸溜器で抽出するのですが、この器具も銅加工職人であるミシェルが作ったんですよ!凄い!

f0322790_23055473.jpg

アレちゃんがラベンダーを鍋に入れます。仕組みとしては家庭用エスプレッソを淹れる仕組みと同じ。下の水が火で温められると蒸気を出してラベンダーを蒸留します。出てくる液体は水とオイルが混ざったもので,それを水とオイルに分けるまでが作業です。

f0322790_23193724.jpg

小麦粉と水を練ったノリを作って...

f0322790_23251450.jpg

蓋の部分に塗りつけ,

f0322790_23271736.jpg

蓋をしっかり閉めて密封し,火を入れます。

f0322790_23303407.jpg

オイルは小さなガラスの器具内に残り,残りの水分は下の大きなボトルに入ります。

f0322790_23400704.jpg

ちょっとだけですが、水面に薄いオイルの膜が出来ているのが見えますか?これが抽出されたエッセンスオイルとなるんです。
辺りはラベンダーの香りで充満!!なんていい香り!!

f0322790_23430927.jpg

一仕事を終え,一緒にちょっと休憩♪

f0322790_23454325.jpg

他にも昔の壷で染色をしていたり,

f0322790_23492521.jpg

広場でパフォーマンスを楽しんだりしながら、一日は暮れて行きました。

f0322790_23530609.jpg

楽しかった一日。みんなとまた来年のお祭りで会うのが今から楽しみです!

では、また♪



by colline_raffaello | 2017-07-19 21:37 | お祭り、行事
スペッロのインフィオラータへ!<その2>☆
昨日に引き続き,スペッロのインフィオラータの様子をレポです♪
f0322790_07234735.jpg
路地裏の魅力に引き込まれながらあの通りもこの通りも..と歩いているうちにどんどん小さな通路に迷い込み...(というか迷い込みたくなるのがイタリアの町の魅力!)
f0322790_07135741.jpg
白い花で統一した上品な通りや...
f0322790_07183453.jpg
こんもりと美しく咲いた紫陽花。綺麗なピンクが多かったです。
f0322790_07264251.jpg
どんな素朴な街角も心憎いくらい私のツボで,人々の日常の暮らしに溶け込んでいる風景が爽やかに染みてくる...どれも小さな幸せのおすそ分け💓
f0322790_07352084.jpg
こんな風にお花は無くても吸い込まれそうなアングルがいっぱい。
f0322790_07384920.jpg
緑一杯の階段。カップルさんが座っていた階段です😊
f0322790_07451556.jpg
焼き物のお店もあり、じっくり手仕事を拝見!綺麗な色使いが見ていても楽しい!
f0322790_07542007.jpg
戻りつつもまた素晴らしい作品を楽しみ...

どれも本当に素敵でした!来年は家族で来ようかな...と思っています🌸🌼
f0322790_07570716.jpg
帰途はゆっくりアッシジの脇の旧道を走りながら、金色に実った麦の揺れる様子を味わって帰りました。

では、また!





by colline_raffaello | 2017-06-23 07:05 | お祭り、行事
スペッロのインフィオラータへ!
2年間行きたいと思っていたスペッロ(Spello)のインフィオラータへやっと行くことができました!
f0322790_07344189.jpg
聖体の祝日に併せて今年は6月の18日に各地で行われたインフィオラータ。聖体をテーマにした絵柄から、装飾的絵柄まで、町中の通りが花びらで描かれていきます。
f0322790_07521703.jpg
前日から徹夜で皆さん作業をしていたのでしょう,目をこすりながら疲れた顔をしている方たちも見かけます。
我が家からスペッロまでは車で約1時間ちょっと。
当日の朝は一人早起きをして,人でごった返す前にゆっくり見ようと車を飛ばしてやってきました。旦那さんとおチビくんはベッドにそ~っと置いたまま•笑。
f0322790_08024817.jpg
私は8時には到着,まだ最後の仕上げ中の作業の様子もチラッと見ることができましたが、10時を過ぎると人でごった返してきます。
f0322790_08065690.jpg
どれも素敵なのですが、大勢の人を避けるため裏道に入ると...
f0322790_08110596.jpg
おお,何と裏道にもめくるめく小さな楽園の世界が!
f0322790_08145409.jpg
どの門を曲がっても,石の風合いと花の醸し出す小さな幸福感一杯のアングルが💞
f0322790_08205472.jpg
この小路の花たちも,一番綺麗にしつらえた家に賞がもらえる,というコンテスト式になっているので、ガーデニング好きの方たちの腕がなるのでしょうね~。

写真が多いので、後半はまた明日にでもアップします♪
ではでは😊


by colline_raffaello | 2017-06-22 07:30 | お祭り、行事
忘れられた果実を求めて
f0322790_8184812.jpg


秋も深まる今日この頃ですがみなさんいかがお過ごしですか。
先日、長々と心待ちにしていたお祭り、”忘れられた果実たち”(Frutti dimenticati)に行ってまいりました。
場所はアペニンの美しい丘のある村、ペンナビッリ。(Pennabilli)マルケとロマーニャの県境の小さなかわいらしい村です。
このイベントは、長年の品種改良で失われつつある品種の果実を大切に次世代に伝えるためにより多くの人に色々な果実を知ってもらおう、という趣向で、私もぜひぜひ出会いたい(植えたい)果樹があったので、いそいそと出かけてまいりました。お祭りには果樹を販売するコーナーをはじめ、郷土食を紹介する出店や地元の野菜を販売する出店で賑わい、自然素材のクラフト物や画材などバリエーションも豊か。
そして、なぜこれらの果樹が忘れ去られつつあるのかというと、多くの品種は昔農家ではどこのうちでも畑の横や家の脇に植えられていたものがほとんどで、野生品種に近いか、全くの野生品種のものもあり、これらの木から収穫される果実たちは、質素で貧しかった農家の食卓には欠かせないビタミン源であり、またハチミツなどと並んで高価でなかなか買えなかった砂糖のかわりに”甘み”を賞味できる貴重な”食材”だったのですが、高度経済成長にともない”より多く、より簡単に、より安く”栽培できる品種に改良され、または海外品種に押されて少しずつ姿を消していったのです。
そんなけなげでワイルドな味わいを持ち、食文化の一部を担っていた果実たちが忘れられてしまうのは実に惜しい、とイタリア映画監督のトニーノ・グエッラがこのペンナビッリに”忘れられた果実たち”の庭を作り、それに伴うイベントとしてこのお祭りが生まれました。こちらがその庭の入り口です。
f0322790_8244781.jpg

庭の内部には数々の果樹がところ狭しと植えられており、この時期はりんごや梨、なつめ、そして見たことも聞いたこともない果実が生っているのを見ることが出来ました。
f0322790_8372320.jpg

庭から見えるアペニンの丘の美しい景色にうっとりしつつ、木になっているりんごを1つ失敬し、がぶり・・・
それから村の広場に行くと秋色一色のマーケットです。野菜、チーズ、パン、そして果物!!そしてパチリ!
f0322790_8395337.jpg

秋の雰囲気いっぱいのオーナメントが広場のあちこちにあってとてもいい感じです。この木箱は昔ぶどう狩りに使われていた道具。
f0322790_8423693.jpg

広場の中心部には所狭しと果樹が展示販売されていました。どれもぜひ植えてみたいものばかり。
f0322790_852153.jpg

そして!これが今回絶対手に入れたいと決めていたもの。
f0322790_8541535.jpg

遠い地に住む友人のマルコ君が全ての製造工程を手作業で行っている天然素材の水彩絵の具!!!
ハチミツをベースに中世絵画の重要な顔料や染料でもあった茜やモクセイソウ、大青などを使い鮮やかで混色も可能な厳選6色をつめたセットです。
f0322790_90786.jpg

誠実で、研究熱心で、絵心のあるマルコくん。彼は手作り水彩絵の具を教えるワークショップも開いており、私のいつかやってみたいことリストベスト10に入っています。
絵の具作りに使われる原材料も展示されていて、ためし描きをしようと子供達でにぎわう絵の具コーナー。
f0322790_944033.jpg

お父様が私と同じく陶芸家で、絵の具が入っている小さな容器はお父様のお手製の陶器。
パッケージにある紅花の絵はマルコくんがこの水彩絵の具で自ら描いたもの。
お値段は25ユーロとちょっと張りますが、この日は幸い11年目の結婚記念日。迷わずおねだりして早速ゲット!ええ、使いますとも、大事に大事に。
もちろん自然素材で安全という品物そのものの魅力もさることながら、作り手を知り、熱意を知り、何かを作りあげるまでの行程を知るということは何より幸せだし、人と人とが繋がる原点で、ただの”物”がその繋ぎの糸になる、そんな一連の出会いの全てが私の人生にとって重要な意味を持っているな~、とまた強く再確認したこの日。去年の時は仕事で来れなかったので、1年に1度しかここに来ないあなたを1年間も待っていたのよ~~。
えっ、ネットで買えって?いいえ、なにより作り手と会ってお話を聞くのがいいのです。

おっと果実から話がずれましたが、そんなこんなで楽しい1日となりました。果樹もきちんと買いましたよ!

私も12月に参加する札幌での展覧会に向けて作陶に精を出してがんばります!
なんとものんびりペースのブログですが、これからもお付き合い宜しくお願いいたします:)

あと、このマルコ君の天然素材絵の具に興味を持たれた方のためにフェースブックペ-ジのリンクもはっておきますね。

では、みなさん、良い晩秋をお過ごしください。

リンク
https://www.facebook.com/pages/Fantuzzi-Colori-Vegetali/219485828223007
by colline_raffaello | 2014-10-07 09:23 | お祭り、行事
中世のお祭り、メディエバーレ@Mondaino
すっかりご無沙汰しておりました!あまりに長~~いイタリアの夏休みで、山、川、海とご飯作りにノックアウト!の8月でしたが、夏休み中に訪れたイタリアの夏恒例のお祭り行事の中でも、とてもよかった中世のお祭りを紹介したいと思います。
訪れたのは、モンダイーノというマルケ州から県境のリミニにある可愛らしい中世の町です。近年まではマルケ州だったこの町。8月から9月にかけてはイタリアのいたるところで中世時代の生活の様子や文化行事を再現したお祭り(メディエバーレと呼ばれます)があり、どこに行こうか迷うところなのですが、このモンダイーノと言う町のおまつりは地元でもディティールの細かさで評判、食べ物も安くておいしいのです!
f0322790_6424192.jpg

こうして中世の衣装を身にまとった人々が町中を練り歩き、当時の職人の様子(これが一番好き!)や騎士の行進などが見られ、気分はまさに中世~~。
f0322790_6373657.jpg

町は夕暮れごろから人々で活気をみせはじめます。
よろいに身を固めた男衆も騎士道についてレクチャー。戦い方なども実演しながら見せてくれます。ふだんはラテンなイタリア人もちょっときりりと見えるような・・・?(笑)
f0322790_6494263.jpg

こちらでは石臼で挽いた小麦粉でパンが作られ、薪がまで焼かれたパンのいい香りがぷ~んと・・。
f0322790_754472.jpg

こちらでは昔ながらの製法で作られるリコッタチーズの実演を見ることが出来ました。時代を感じるなべにはヤギの乳が湯気を立てています。
f0322790_765969.jpg

これまたかわいいおばあちゃんたちが糸をよったり紡いだりしています:)昔はどこの道端でも見られた風景だったそうです。
f0322790_7142773.jpg

こちらは素朴なかご作りのコーナー。ん~、好みだ!!
f0322790_7165349.jpg

鋼の職人さん、刀を作っていました。
f0322790_7213370.jpg

巨大なふいごで火を絶やさぬようブオーと風をおこします。
f0322790_7183576.jpg

こちらはすてきな皮のサンダルがずらり・・・お父さんに一足ほしいわ~。
f0322790_7235749.jpg

このコーナーは私のイチオシで、アンティークの木で作られた味わい深い家具たち!これはツボにはまりました・・・!
f0322790_7273831.jpg

これはおなじみの織り機、でも何度見ても素敵です。
f0322790_7291786.jpg

こちらもおなじみですがいつも惹かれる皮装丁の製本がされた手帳たち
f0322790_7371833.jpg

そして古い楽器を再現していた楽器職人のおじいちゃん。変わった形の楽器がずらり。
f0322790_7294438.jpg

吹きガラスも夕日に照らされてキラキラしながら実演中でした。
f0322790_7333391.jpg

〆は私の友人の染色家のアレッサンドラの染色コーナー。彼女の娘さんが我が息子のベビーシッターを勤めてくれました:)
f0322790_7413450.jpg

最後に彼女と一緒にパチリ!
f0322790_743224.jpg

こんな風に、町中が中世の音楽に包まれながら時を過ごす素敵なお祭り。ほんのひととき中世にタイムスリップした夏の終わりの小さな村での思い出となりました。
f0322790_7463516.jpg

9月に入り、秋の気配を感じる今日この頃ですが、皆さんも良い9月をお迎えください:)
by colline_raffaello | 2014-09-04 08:03 | お祭り、行事
もうすぐ復活祭!
日曜日は復活祭
今週の20日日曜日はイタリアでは復活祭というおまつりがあります。
その名のとおりイエス様の復活を記念して春分のあとの満月直後の日曜日とさだめられてお
リ、イタリアではパスクア、英語ではイースター祭という名で呼ばれています。

ここマルケ北部では、このお祭りの時期になるとクレッシャ ディ パスクアと呼ばれる、たっぷりとチーズの入ったドーム型のパンが各家庭で焼かれます。
f0322790_19524124.jpg
味としては、ブリオッシュにチーズのうまみを足したような感じで、レシピはそれぞれに、パルミジャーノチーズを使ったものや、ペコリーノチーズ(羊の乳で作ったチーズ)を入れたりと、各家庭の好みで工夫されます。
パスクアの朝には、このパンを朝食として、お祭りのために教会で祝福を受けた卵と一緒に食べる習慣があります。

では今日は、この写真を提供してくれた、マルケ郷土料理文化が根強く残るウルビーノ近郊の素敵な町、ウルバニアも一緒にちょっぴり紹介します。

郷土料理と焼き物の町 ウルバニア

f0322790_19425806.jpg
メタウロ川と呼ばれる川沿いにある、かつてはカステルドゥランテとも呼ばれた、古くからマヨリカ焼きの伝統のある地域です。
かつてのウルビーノの大公フェデリコもこの町をこよなく愛し、夏季にはこの町に滞在しながら、近郊の野山で猟を楽しんだと言われています。
f0322790_20194167.jpg


これはスフォリアータと呼ばれるここ一帯の名物。何層にも薄い生地が練りこまれた薄焼きパン。野草のソテーとグリルした豚のソーセージで、完璧な組み合わせです。
口の中いっぱいに、春の野草の香りが広がります。



f0322790_20295227.jpg
ルネッサンス時代にはマヨリカ焼きもさかんだったウルバニア。今ではいくつかの工房が、伝統を守りながら生産を続けていて、町の陶芸文化協会も陶芸文化の継続に力を注いでいます。かくいう私も協会メンバーの一人です。
f0322790_20335815.jpg
    ルネッサンス時代の絵柄を活かして作られたかわいいペーパーウエイトや、


f0322790_20362747.jpg
     カラフルな柄の愛らしいタイルたち。焼き物好きの私にはたまりません!


いつか、焼き物をテーマに記事をまとめてみたいです。みなさん、ではまた!

by colline_raffaello | 2014-04-16 20:43 | お祭り、行事



陶芸作家の傍らマルケ州の宝石・ウルビーノを中心にマルケ旅行のアテンド活動中!
by colline_raffaello
カテゴリ
全体
マルケの旅に来ませんか
お祭り、行事
ウルビーノの芸術
ごあいさつ
食文化
庭仕事、畑仕事
イタリアのクラフト
自分のことなど
田舎暮らし
マルケの見どころ
マルケの風景
イタリアでの現代美術のお仕事
未分類
以前の記事
2018年 03月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2015年 02月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
お気に入りブログ
ポルトガル便り~ヨーロッ...
メモ帳
最新のトラックバック
ラファエッロとブラマンテ..
from dezire_photo &..
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
イタリアのハーブ博物館でハー..
at 2018-03-04 08:28
ハーブの魔女に会いに行く&#..
at 2017-10-20 06:11
ハーブの魔女に会いに行く&#..
at 2017-10-16 07:44
古代種の果実のお祭り~イタリ..
at 2017-09-29 21:18
アンナのハーブ料理~秘密の洞..
at 2017-09-23 05:19
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧